2016年01月03日

「富士ファミリー」と「すいか」

木皿泉さん作の新春スペシャルドラマ、
「富士ファミリー」を観た。

木皿泉さんは、
大好きだったドラマ「すいか」の脚本家。
私がDVDボックスを買ったドラマ2作のうちの1作。

「富士ファミリー」と「すいか」


かつて某SNSで、
「すいか」の中の好きな台詞をみんなで挙げる、
という掲示板があった。

私が当時から今までずっと好きなのは、
「安心して忘れなさい、
 あたしが覚えといてあげるから。」
という第2話の浅丘ルリ子さんの台詞。
でもそれは少数派というか、
もしかして私1人だったかもしれない。

一番人気だったのは、
「あたしみたいなもんも・・・、
 いていいんですかね?」
という第1話の小林聡美さんの台詞の後のこれ、
「いてよし」
というやはり浅丘ルリ子さんの台詞だった。

「富士ファミリー」を観ていたら、
その「すいか」の2つの台詞と同じキーワードが、
何度も登場して、
ああ懐かしいなって思った。

「あたしがここにいてあげるから、
 どんどん転がっていけ。」
とか、
「ここにいていいのかな。」
ってね。
逆のことを言ってるようだけど、
土台にあるものが同じだよね。

一昨年の「昨日のカレー、明日のパン」も、
今回の「富士ファミリー」も良かったけど、
それを観ていてやっぱり「すいか」を思い出しちゃう。

そして今回の小泉今日子のキャラクターが、
「すいか」の時と似ていて嬉しかったり。

でも今回だって好きな台詞はあったよ。
「あたしは・・・、
 みんなと限られた時間の中を生きていくわ。」
ミムラ演じる彼女は日常の小さな幸せに気づく。

しかし、
ドラマの舞台であるお店の名前が「富士ファミリー」で、
長女の薬師丸ひろ子が「鷹子」で、
次女の小泉今日子が「ナスミ」って・・・。
やるなあ木皿泉。

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「富士ファミリー」と「すいか」
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